お酒を沢山飲みすぎた時に、梅干入りの番茶をたっぷりのむと良いと言われています。
さて、「酒酔い」とは、アルコール独特の麻酔作用によるものです。アルコールはそのままの形で胃や腸から吸収され体内に入ります。
胃腸粘膜を通過し、粘膜細胞に入り次に血液に入っていきます。
血中のアルコールは門脈とよばれる大きな静脈に集まり、事実そのとおりになります。
アルコールの代謝は、アルコールがアセトラルデヒドや酢酸に変化することで、酸化反応の一つです。体内におけるアルコールの代謝は、主として肝臓で行われ、代謝の約80%が肝臓によるものと推定されています。
アルコール代謝分解のサイクルは、まずアルコールがアセトラルゼヒドとなり、さらにそれが酸化されて酢酸となります生成された酢酸は体中に運ばれ、T・C・Aサイクルの中に組こまれ、最終的に二酸化炭素と水に分解されます。
このアルコール代謝の仕組みがおわかりいただけると自然にお酒の肴のことが理解されることと思います。
また、梅には肝臓の機能を高める成分、ピクリン酸が、微量ながら含まれていることを研究の結果発見なさったと高名な川島四郎先生からう伺ったことがあります。
クエン酸サイクルだけでなく梅の持つ貴重な働きの一つです。
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